Lesson4 固定資産の取得
固定資産とは
固定資産とは、商売に使用するために保有する資産のうち、1年超使用する資産のことをいいます。
具体的には、建物、車両、土地、備品などがあります。
建物、車両、土地、備品はどれも有形の資産であるため、「有形固定資産」といいます。一方、形のない固定資産を「無形固定資産」といいます。無形固定資産については、簿記2級で詳しく学習します。
会計処理
建物などの固定資産は、それ自体に金銭的な価値があります。
よって、取得した場合は「建物」勘定などを用いて資産の増加として処理します。
ただし、勘定科目については、取得した固定資産の種類に応じて、「車両」勘定、「土地」勘定、「備品」勘定などとなります。
例題
デビクレ株式会社は、建物100,000円と備品50,000円を購入し、代金は現金で支払った。
現金で支払っているので、資産の減少として「現金」勘定は貸方に来ます。
今回購入したのは建物と備品なので、資産の増加として借方に「建物」と「備品」が来ます。
よって、仕訳は以下のようになります。
借方科目 | 金額 |
貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
建物 | 100,000 | 現金 | 150,000 |
備品 | 50,000 |