Lesson5 経費の支払い
諸経費とは
会社は、従業員への給料を支払ったり、水道光熱費を支払ったりといったような諸経費の支払いを行います。これらの諸経費の支払いは、事業を拡大し、利益を生み出すうえで避けては通れません。
例えば、会社は従業員を雇うことで、従業員に対して給料を支払う必要があります。これ以外にも、従業員が出張する場合に、ホテルの宿泊代や電車代などの旅費交通費を支払ったり、事務所の水道光熱費を支払ったりします。
ちなみに、「給料」については細かいルールがあるので、Chapter6の「費用」で詳しく学習します。ここではまず、基本的な取引を抑えましょう。
会計処理
給料などの経費の支払いは、外部へお金が出ていく原因です。
よって、「給料」勘定などを用いて費用の増加として処理します。
使用する勘定科目については、支払う経費の種類に応じて、「水道光熱費」勘定、「旅費交通費」勘定などとなります。
例題
デビクレ株式会社は、従業員への給料100,000円を現金で支払った。
給料を支払っているので、費用の増加として借方に「給料」が来ます。
現金で支払うことで資産が減少するので、貸方に「資産」が来ます。
よって、仕訳は以下のようになります。
借方科目 | 金額 |
貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
給料 | 100,000 | 現金 | 100,000 |