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敷金と仲介手数料の会計処理~差入保証金か支払手数料か~

schedule2021-09-23

今回は、簿記3級の論点である「敷金と仲介手数料」についてまとめました。 クイズの解説も合わせてご覧下さい。

敷金と仲介手数料

建物や土地の賃貸借契約を結ぶと、借主は貸主に対して敷金を支払い、不動産会社に対して仲介手数料を支払います。
敷金とは、物件を借りた際に貸主に対して預け、契約を解約するときに返還されるお金です。
仲介手数料とは、物件を借りた際に仲介してくれた不動産会社に対して支払う手数料です。敷金と違って返還されません。

会計処理

敷金を支払った場合、後に返金を受ける権利を持ったとして、差入保証金(資産)として処理します。
仲介手数料を支払った場合、支払手数料(費用)として処理します。 この支払手数料という勘定科目は、クレジット売掛金の仕訳でも出てきますね。

それでは、会計処理を以下の例題を通して確認しましょう。

例題

事務所開設のために建物の賃貸借契約を締結し、敷金500円、不動産会社への仲介手数料200円、家賃800円を現金で支払った。

敷金は「差入保証金」として資産計上するので、借方に来ます。
仲介手数料は「支払手数料」として費用計上するので、借方に来ます。
なお、家賃は「支払家賃」として費用計上します。
よって、仕訳は以下のようになります。

借方科目
金額
貸方科目
金額
差入保証金
500
現金
1,500
支払手数料
200
支払家賃
800

クイズ

問1

次の文章の正誤を判定しなさい。

敷金と不動産会社への仲介手数料を支払ったときは、共に費用として処理する。

不動産会社への仲介手数料を支払ったときは、「支払手数料」として費用処理します。しかし、敷金は後に返ってくるものなので、「差入保証金」という資産として処理します。
よって、正解は、× でした!

差入保証金は仕訳問題で頻出なので、しっかりと抑えて得点源にしましょう。