簿記3級を独学で学ぶときは、解説を読む時間と、自分で問題を解く時間を組み合わせて進めましょう。教材を最後まで読むだけでは、どこを理解できたか分かりにくいものです。ひとつの論点を学んだら問題で確かめ、間違えた理由を調べる。この繰り返しが、学習の軸になります。
この記事では、これから独学を始める人に向けて、教材の選び方と練習の順序を紹介します。
日商簿記3級の科目は商業簿記です。試験時間は60分、合格基準は70%以上です。教材を選ぶ前に、いつ受験する予定かを決め、その年度の出題範囲に対応しているか確かめてください。
2027年3月31日までの試験と、2027年4月1日以降の試験では、適用される出題区分表が異なります。また、2027年4月1日以降の3級は、第1問45点・第2問25点・第3問30点の配点になります。
受験時期に合う範囲・配点は、簿記3級の出題範囲と問題構成で確認できます。
紙のテキスト、動画、Webのレッスンのうち、続けやすいものを中心に据えましょう。選ぶときは、次の点を見ると比較しやすくなります。
書籍なら対応年度や版、出版社の訂正情報も確認します。複数の教材を最初から同時に進めると、どこまで学んだか分かりにくくなることがあります。まず中心となる教材を決め、説明が分かりにくかった部分を別の教材で補う使い方もできます。
初めは、資産・負債・純資産・収益・費用の違いと、借方・貸方の使い方を確認します。解説を読んだら、答えを隠して仕訳を書いてみてください。
正解していても、理由を説明できなかった箇所は印を付けておきます。例えば「なぜこの勘定科目を使うのか」「増加をどちら側に書くのか」を、自分の言葉で説明してみると、曖昧な部分に気づきやすくなります。
デビクレの簿記3級コースでは、解説と確認問題を順に進められます。会員登録は不要です。
問題を解いたあとは、間違いを大まかに分けてみましょう。
勘定科目で迷ったなら、その取引の解説に戻ります。計算や読み取りのミスなら、式を書き出したり、問題文の条件を確かめたりして、解き方を見直します。
仕訳の反復には仕訳道場を使えます。同じ問題の答えを覚えてしまったときは、金額や取引が変わっても理由を説明しながら解けるか確認してください。
仕訳の学習が進んだら、帳簿への記入や決算整理、財務諸表の作成にも取り組みます。仕訳した金額が、その後どこへ集計されるかをたどるのがポイントです。
途中で数字が合わなくなったら、答え全体を写す前に、どの処理までは合っていたか確認してみましょう。解説に戻る場所を絞りやすくなります。
デビクレの道場一覧から、主要簿・補助簿・精算表/財務諸表の練習へ進めます。
一通り学んだら、60分の時間を測って模試を解いてみましょう。ネット試験を受ける場合は、画面での選択・入力操作にも慣れておくとよいです。
結果を見るときは、点数に加えて次の点を確認します。
デビクレには3級のCBT形式の模試があります。解いた回数だけで学習を終えず、結果から次に練習する論点を選んでください。
必要な時間は、これまでの学習経験や、理解・復習にかかる時間で変わります。最初に確保できる曜日と時間を決め、実際に進めた内容を見て予定を調整しましょう。
まずは基礎の解説をひとつ読み、確認問題を解いてみてください。間違えたところを一つメモしておけば、次回どこから再開するかが決まります。独学では、分からない箇所を残したまま先へ進みすぎず、解説と練習を行き来することが大切です。