簿記検定の試験方法 ネット試験とペーパー試験の違い
2021年から日商簿記検定の試験方式が少し変わり、ややこしくなったので分かりやすく解説していきます!
現在の簿記3級•2級の試験方式
3級•2級については従来の「年3回のペーパー試験」に加えて「随時実施されるネット試験(CBT)」が追加で実施されています。
ネット試験はパソコンを使った試験方式です。
1級に関しては未だネット試験の実施はなく「年2回のペーパー試験」のみとなります。
試験時間•問題数
試験方式の変更に合わせて試験時間の変更がなされています。
簿記3級が60分(3問)、簿記2級が90分(5問)となっています。
時間がかなり短くなっており、時間管理がより一層重要になりました。
試験範囲•試験内容
試験範囲の出題分野に関しては随時変更が為されていますので別の記事で解説します。ここでは出題傾向の変更について話します。
出題傾向は過去問中心の問題からより網羅的な出題への変更がなされており、ヤマ張り学習では対応できないような問題になっています。
また、試験後に問題が回収されるようになり、問題の公表も禁止されているためそもそも過去問での勉強はできなくなっています。
ネット試験とペーパー試験の違い
大きく3つの違いがあります。
まず、ペーパー試験が年3回の統一試験日にしか受験できないのに対して、ネット試験は年中受験可能です。
2つ目が合格発表のスピードです。ペーパーでは通常数ヶ月後の発表ですが、ネット試験では即時に結果が分かります。
3つ目は合格率の高さです。正直言って3級に関してはあまり差がありませんが、2級ではペーパーで10~30%の合格率ですがネット試験では40%近い合格率です。
その他にもネット試験では勘定科目が選択式だったりします。
どっちで受けるべき?
上記で話した試験日時の自由度、合格率の高さからネット試験を強く推奨します。
特に3級に関しては直ぐに2級の勉強に移れるという意味でもおすすめです。
まとめ
ネット試験とペーパー試験で様々な差がありますが、基本的に勉強方法は変わらず、試験範囲を網羅的に学習しスピードを意識して解いていく必要があります。
デビクレでもYoutubeでレッスン動画を公開していますのでぜひご覧ください(^^)