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Lesson2 手付金

手付金とは?

商品の販売にあたり、相手の購入意思や代金の支払能力を確認したい場合があります。このとき、先に代金の一部又は全部をあらかじめ受け取った上で、後日商品を引き渡します。

このように、前もってやりとりする代金を手付金(内金)といいます。

会計処理

手付金の会計処理は、仕入側と売上側で2パターンあります。

手付金の支払い(仕入側)

仕入側は、手付金を支払った場合、後日商品を受け取る権利が得られます。

よって、「前払金」という資産の増加として処理します。

例題1

デビクレ株式会社は、仕入先に商品1,000円の注文を行い、手付金として現金1,000円を支払った。

手付金を支払っているので、「前払金」という資産の増加として処理します。

現金で支払っているので、貸方は資産の減少として「現金」となります。

よって、仕訳は以下のようになります。

借方科目
金額
貸方科目
金額
前払金
1,000
現金
1,000

手付金の受取り(前受金)

売上側は、手付金を受け取った場合、後日商品を引き渡す義務が生じます。

よって、「前受金」という負債の増加として処理します。

例題2

デビクレ株式会社は、得意先から商品1,000円の注文を受け、手付金として現金1,000円を受け取った。

手付金を受け取っているので、「前受金」という負債の増加として処理します。

現金で受け取っているので、借方は資産の増加として「現金」となります。

よって、仕訳は以下のようになります。

借方科目
金額
貸方科目
金額
現金
1,000
前受金
1,000
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