簿記2級の試験当日に持っていくもの
日商簿記2級の試験当日の持ち物と電卓の扱い、会場でのチェックポイントについて解説します。持ち物の条件は3級と同じですが、2級は試験時間が90分あり、商業簿記と工業簿記の両方を解くため、電卓と計算用紙を使う時間が長くなります。統一試験とネット試験で持参物が少し違うので、受け方に合わせて確認してください。
統一試験の持ち物
統一試験(ペーパー)では、次を持参します。
- 身分証明書 … 氏名・生年月日・顔写真が確認できるもの(運転免許証、旅券、社員証、学生証など)。ない場合は受験地の商工会議所に相談してください
- 筆記用具 … HBまたはBの黒鉛筆、シャープペン、消しゴムに限ります。ラインマーカー・色鉛筆・定規は使えません
- 電卓 … 計算機能(四則演算)のみのもの。そろばんとの併用はできず、どちらか1つです
問題用紙・答案用紙・計算用紙は一体の冊子として会場で配布され、試験終了後にすべて回収されます。集合時刻・開始時刻は会場によって異なるため、受験票の案内を見てください。
2026年度後半の統一試験は、2026年11月15日(日)の第174回と、2027年2月28日(日)の第175回です。どちらの回も2級が実施されます。
ネット試験の持ち物
ネット試験では、次を持参します。
- 身分証明書 … 氏名・生年月日・顔写真が確認できるもの
- 電卓 … 計算機能のみのもの。携帯電話・スマートフォン・タブレットの電卓機能は使えません。そろばんは持ち込みできません
筆記具は会場でボールペンが貸し出されます。計算・メモ用紙は会場がA4サイズ2枚を用意し、試験後に回収されます(持ち帰りはできません)。自分で用意したノート類は持ち込めません。
ネット試験は統一試験の前後に施行休止期間があり、2026年11月9日(月)〜11月18日(水)と、2027年2月22日(月)〜3月3日(水)は受験できません。予約を入れる前に日付を確かめておきましょう。
電卓の仕様
持ち込みできる電卓は、計算機能(四則演算)のみのものです。次の機能があるものは持ち込めません。
- 印刷(出力)機能
- メロディー(音の出る)機能
- プログラム機能(関数電卓など多機能なもの、売価・原価計算などの公式を記憶できるもの)
- 辞書機能(文字入力を含む)
一方、日数計算・時間計算・換算・税計算・検算は、プログラム機能には当たらない扱いです(音の出ないものに限ります)。
電卓の条件のくわしい内容は、受験前に公式の試験科目・注意事項ページで確認してください。
90分の試験に向けて決めておくこと
2級の試験は、商業簿記と工業簿記(原価計算を含む)から5題以内が出題され、試験時間は90分、合格基準は70%以上です。ネット試験も時間と題数は同じで、解答は選択式と入力式です。
当日に迷わないよう、次の点は前もって決めておくと進めやすくなります。
- 電卓は使い慣れたものを持っていく … 当日に初めて使う機種だと、キーの位置やメモリー機能の操作で手が止まりやすくなります
- 大問を解く順番の目安 … 練習のときと同じ順番で解くと、時間の見通しを立てやすくなります
- 計算用紙の使い方 … ネット試験の計算用紙はA4サイズ2枚です。大問ごとに使う場所を分けておくと、見直すときに計算の跡をたどりやすくなります
- 見直しに使う時間 … 最後に何分残すかを決め、時間を測って通しで解く練習を一度はしておきましょう
会場・操作のチェックリスト
当日までに、次を一度確認しておくとよいです。
共通
- 身分証明書の有効期限・写真付きかどうか
- 電卓が四則演算のみか(禁止機能がないか)
- 受験票または予約確認・会場名・開始時刻
- 会場までのルートと余裕時間
統一試験向け
- HB/Bの鉛筆またはシャープペンと消しゴム
- 定規・色ペンをカバンに入れていないか
- 試験委員の指示に従う準備(席・配布物の扱い)
ネット試験向け
- 予約日が施行休止期間に入っていないか
- 会場貸与のボールペン・メモ用紙以外を持ち込まない
- 仕訳はプルダウン選択になること(科目を正確に確定する)
- 仕訳の各設問では、同じ勘定科目を借方・貸方の中でそれぞれ1回ずつしか使わない
- 金額は数字のみ入力(円マークや文字を入れない・カンマ不要)
- 画面表示がおかしいときは、いったん他の大問ボタンを押してから戻す
試験が終わったあと
ネット試験は、試験が終わるとシステムで採点され、その場で合否が分かります。結果を記したスコアレポートが紙で配られ、合格した人はスコアレポートの二次元コードからデジタル合格証を受け取ります。
統一試験の合否発表の日時や方法、合格証書の受け取り方は、受験地の商工会議所によって異なります。申し込みのときに案内を確認しておきましょう。
試験の方式にかかわらず、試験問題を含め、試験で知った内容を複製したり、SNSなどに載せたりすることは禁じられています。統一試験では問題用紙・計算用紙もすべて回収され、持ち帰れません。
申し込みの手順・受験料や、試験日程を確認するときはこちらをご覧ください。