簿記アプリの選び方|無料・登録・模試・ネット試験の観点

2026/10/6
目次

簿記アプリの選び方について解説します。アプリやWebサービスは数が多く、評判を見比べているうちにかえって決められなくなる人も少なくありません。「どれがよいか」より先に、自分の使い方に合うかを見ると選びやすくなります。目安になるのは、無料か、登録が要るか、仕訳だけか模試まであるか、ネット試験に近いか、対応級、スマホかPCかの6つです。

なお、デビクレはこの記事を書いている私たちが運営するサービスです。

簿記アプリを選ぶときの6つの観点(無料・登録・模試・ネット試験・対応級・端末)

紙のテキストや動画も含めた教材の選び方は、次の記事で解説しています。

簿記アプリを選ぶときの観点

迷ったときは、次の6つを順に見ると決めやすいです。

観点 見るポイント
無料か 学習そのものが無料か。広告や買い切り・追加課金の有無
登録不要か 会員登録やログインなしで問題を解けるか
仕訳だけか模試までか 仕訳の反復だけで足りるか、通しの模試まであるか
ネット試験に近いか 画面入力や制限時間付きの通し練習ができるか
対応級 3級だけか、2級(商業・工業)までか
スマホかPCか 通勤のスキマ向けか、大きな画面で模試を解くか

「有名だから」だけで選ぶより、続ける端末と、理解・反復・通し練習のどこをアプリに任せるかを先に決めた方が現実的です。たとえば、通勤電車で仕訳だけを回したい人と、週末に机で模試を解きたい人とでは、合うアプリが変わります。

無料か・登録は要るか

費用と登録は、最初に確認すると失敗しにくいです。まず、すべての問題が無料なのか、一部だけお試しなのかを公式の説明で確かめます。無料でも広告が表示される場合や、広告非表示・追加問題が有料の場合もあります。お店の「お試し」と同じで、どこから先が有料になるのかを最初に見ておくと、あとで戸惑いません。

登録の要否も、サービスによって違います。会員登録やアカウント作成が必須なのか、ブラウザやアプリ単体で解けるのかを見ておきましょう。学習の途中で止めたくない人は、「登録しなくても一通り触れるか」を先に試すと安心です。

仕訳だけか、模試まであるか

アプリによって、カバーする範囲が違います。仕訳中心のアプリは、第1問形式の仕訳を繰り返し、スピードと正確さを上げたいときに向きます。分野別の問題集は論点ごとの演習に向きますが、通しの時間配分の練習は別途必要になることがあります。模試や通し問題があるものなら、制限時間内に一セット解く練習ができ、ネット試験や統一試験の直前にも使いやすいです。

仕訳は得意なのに、本番では時間配分で崩れてしまう、というのはよくあるつまずきです。受験が近い人ほど、模試があるかどうかを確認しておくと安心です。

ネット試験の画面に近いか

日商簿記のネット試験は、画面上で解答する形式です。紙の問題集だけだと、入力の感覚や画面の見方に慣れる時間が別に必要になることがあります。紙では解けていたのに、画面だと勘定科目を選ぶのに手間取る、ということも起こりがちです。

選ぶときは、制限時間付きで通しで解けるか、画面上で科目や金額を選ぶ・入力する形式か、結果の確認や見直しがしやすいかを、公式の案内や実際の画面で確認するとよいです。

ネット試験と統一試験の違いは、次の記事で解説しています。

対応級と、スマホかPCか

3級は仕訳アプリが多く、スキマ時間の反復と相性がよいです。2級は、商業簿記・工業簿記でアプリが分かれていることも多いです。公開範囲が一部だけのサービスもあるので、試験範囲全体をカバーしているかは公式の説明で確認してください。

端末でいうと、スマホは通勤や待ち時間の仕訳の反復に向いています。一方で、精算表や財務諸表、通しの模試など、広い画面の方が解きやすい問題はPCやタブレットが向いています。

同じサービスでも、スマホ向けアプリとブラウザのWebでできることが違う場合があります。使う端末で一度開いてみると確実です。

ほかの簿記アプリの例

公式サイトやアプリストアで内容を確認できたアプリを紹介します。並び順は順位ではありません。

名称 料金の案内 主な内容 級 プラットフォーム 公式URL
パブロフ簿記3級 App Store・Google Playで買い切り(掲載価格はストア参照) 仕訳対策。購入特典としてネット試験・紙の模擬問題の案内あり 3級(2級・1級は別アプリあり) iPhone・iPad・Android 公式サイト
簿記3級 解説付き問題集(Trips) 無料で全コンテンツ利用可。広告あり。広告非表示などのアプリ内購入あり 仕訳問題(分野別・出る順など)と解説 3級 iPhone・iPad・Android App Store
いぬぼきアプリ 広告ありの無料版(Basic)と広告なしの有料版 仕訳に加え、勘定記入やPL・BS作成の練習などの案内あり 3級・2級(商業・工業は別アプリ) iPhone・Android 公式サイト

デビクレでできること

デビクレは、私たちが運営している無料の簿記学習Webサービスです。アプリストアには掲載しておらず、ブラウザで使います。レッスン・道場・模試は会員登録なしで利用できます。学習記録は使っているブラウザに保存され、ログインすると端末間で進捗を同期できます。

3級はレッスン・道場・模試を一通り使えます。2級は2026年度試験向け(2027年3月31日まで)の教材を順次公開していて、今は試験範囲の一部を扱っています。試験範囲全体は網羅していません。

デビクレの学習の流れ(レッスン・道場・模試)

レッスン

解説を読みながら、確認問題で理解を確かめつつ進めます。読んだだけで分かった気になりやすい用語も、その場で問題を解くと、どこがあいまいに気づけます。

デビクレのレッスン画面(簿記とは?の解説)

初めて簿記に触れる人や、用語から順に押さえたい人に向いています。レッスン一覧や簿記3級の学び方から始められます。

道場

仕訳や帳簿、精算表・財務諸表などを、同じ形式で繰り返せます。おまかせや論点選択で、練習したい内容に寄せられます。

デビクレの道場画面(仕訳問題の解答中)

仕訳のスピードを上げたい人や、苦手な論点だけを繰り返したい人に向いています。道場一覧から選べます。

模試

制限時間つきの通し演習で、ネット試験を意識した形式で解けます。時間になると自動で提出され、結果を確認できます。

デビクレの模試画面(制限時間つき通し演習の解答中)

本番前に時間配分を確かめたい人や、画面での入力に慣れたい人に向いています。模試一覧から受けられます。

まとめ

簿記アプリは、無料か、登録が要るか、模試まであるか、ネット試験に近いか、対応級、使う端末の6つで絞り込むと選びやすくなります。デビクレでは、レッスン・道場・模試をブラウザで、無料・登録なしで使えます。目的に合うところから始めてみてください。

参考