簿記2級の勉強スケジュール

簿記2級を12週間で進める例を解説します。商業簿記と工業簿記を並行し、8週目までにレッスンを終え、残り4週を模試と復習にあてます。公開中のレッスンは試験範囲の一部を扱う教材で、試験範囲全体は網羅していません。受験する年度で範囲が変わる論点は、簿記2級の出題範囲と問題構成 も確認してください。

レッスンの進み方の目安は、1日あたり3レッスン前後です。試験日の確認は 簿記2級の試験日程 へ進んでください。週に使える時間を先に数え、残りの週でレッスンと模試の枠を割り振ってください。時間の数え方は 簿記3級の勉強時間の決め方 も参考になります。

12週間の予定表

商業簿記と工業簿記を並行して進める、公開中の134レッスンをすべて割り振った一例です。進み具合に合わせて週の区切りは変えて構いません。

週 商業簿記(レッスン数) 工業簿記(レッスン数) 計
1週目 1章 現金預金(4)/2章 商品売買(5) 1章 工業簿記の基礎(4)/2章 材料費(3) 16
2週目 3章 収益認識(6)/4章 債権債務(9) 3章 労務費と経費(3) 18
3週目 5章 引当金(6)/6章 有形固定資産(9) 4章 製造間接費(3) 18
4週目 7章 無形固定資産・関連費用・リース(9) 5章 部門別原価計算(4)/6章 個別原価計算(3) 16
5週目 8章 有価証券(7)/9章 外貨建取引(5) 7章 総合原価計算(7) 19
6週目 10章 税効果会計(5)/12章 本支店会計(4) 8章 標準原価計算(5)/9章 CVP・直接原価計算(4) 18
7週目 11章 純資産・決算と財務諸表(14) 10章 決算・工場会計(2) 16
8週目 13章 連結会計(13) (道場:第4問(1)形式の仕訳) 13
9〜10週目 道場(第1問形式の仕訳)+模試2回(解く日・復習日を分ける) 道場(第4問(1)形式) ―
11〜12週目 残りの模試2回+間違えた章のレッスンに戻る 同左 ―

商業簿記は 商業簿記コース、工業簿記は 工業簿記コース から進められます。11章は本支店会計より前に置いても構いませんが、この表では決算・財務諸表を連結の直前にまとめています。

1〜4週目:商業簿記と工業簿記の基礎を並行する

最初の4週は、商業の現金預金〜無形固定資産まわりと、工業の基礎〜個別原価計算までを並行します。どちらか一方だけを先に終えるより、毎週どちらも少しずつ進めると、後半で片方に偏りにくくなります。

工業簿記の用語が初めてでも、1章の流れをつかんでから材料費・労務費へ進むと止まりにくくなります。商業の仕訳で迷った科目は 簿記2級の勘定科目一覧 で確認してください。

5〜7週目:有価証券・税効果・原価計算を進める

5週目以降は、商業の有価証券・外貨建取引・税効果・本支店と、工業の総合原価計算・標準原価計算・CVP分析が重なります。7週目で商業の純資産・決算と工業の決算までレッスンを進めます。

週のレッスン数は16〜19本です。平日で足りない分は週末にまとめても構いません。外貨建取引や連結など、記事がまだ少ない章はレッスン本文を中心に進めてください。

8週目:連結会計にまとめて取り組む

8週目は商業の連結会計(13レッスン)に集中し、工業は第4問(1)形式の仕訳道場で手を動かします。連結は量が多いので、この週は他の新しい章を増やさない方が扱いやすいです。

9〜12週目:模試と道場で仕上げる

9〜10週目は、第1問形式・第4問(1)形式の道場と模試2回です。解く日と復習する日を分け、間違えた論点だけレッスンに戻ります。11〜12週目で残りの模試2回を回し、同じ弱点を繰り返してください。

2級の模試は現時点で4本です。模試は 模試一覧 から選べます。道場は 第1問形式の仕訳 と 第4問(1)形式の仕訳 です。

商業簿記と工業簿記の順番

並行して進める

上の表はこの進め方の例です。毎週どちらも進めるので、片方だけが手薄になりにくいです。学習ロードマップも、最初はこの並びで表示されます。

工業簿記から始める

デビクレの工業簿記コースは商業簿記コースよりレッスン数が少ないので、工業10章を先に終えてから商業に入る進め方もあります。学習ロードマップの順番を「工業簿記から」に切り替えると、日付付きの予定もその並びに合わせられます。上の表の週番号は並行して進める場合のものなので、切り替えたあとの週ごとの予定はロードマップで確認してください。

受験日に合わせて組み直す

受験日までの残り週数と、1日に進められるレッスン数に合わせて日付を入れるときは、下の学習ロードマップを使ってください。順番(並行/工業簿記から)もここで切り替えられます。未選択のときは、章の順番と各章のレッスン数だけを確認できます。

2ヶ月で進める場合

1〜8週目のレッスン分をおよそ5週に圧縮し、残り3週で模試4回を回します。1日の量がかなり増えるので、すでに簿記の勉強習慣がある人向けです。詰め込みすぎて復習が残らない場合は、模試の復習週を優先し、弱い章のレッスンに戻してください。

3級のあと続けて受ける場合

3級の直後に2級へ進む場合は、3級の仕訳感覚が残っているうちに商業の序盤と工業の基礎を並行で始めます。3級側の週ごとの例は 簿記3級の勉強スケジュール を参照してください。申し込みの流れは 簿記2級の申し込み方 へ進んでください。

章ごとの記事と練習

レッスンとあわせて読める記事です。記事がない章は、コースの章ページからレッスンで進めてください。

商業簿記

章 この章でできるようになること 記事・ガイド 練習
1 現金預金 現金の範囲と銀行勘定調整表の修正を処理できる 現金の範囲、銀行勘定調整表(修正あり)、銀行勘定調整表(修正なし)、論点:銀行勘定調整 第1問形式の仕訳
2 商品売買 売上原価の求め方と棚卸の流れを説明できる 売上原価対立法、販売のつど振り替える方法、論点:総平均法 第1問形式の仕訳
3 収益認識 役務収益・役務原価の流れを仕訳できる サービス業、収益認識(レッスン) 第1問形式の仕訳
4 債権債務 手形の裏書・更改・営業外手形を処理できる 裏書譲渡、手形の更改、営業外手形 第1問形式の仕訳
5 引当金 貸倒引当金の設定と貸倒れを処理できる 論点:貸倒引当金、貸倒れ 第1問形式の仕訳
6 有形固定資産 取得・減価償却・圧縮記帳の基本を処理できる 建設仮勘定、割賦購入、圧縮記帳、定額法、減価償却の概算、生産高比例法、論点:定額法、論点:定率法 第1問形式の仕訳
7 無形固定資産・関連費用・リース のれん・研究開発費・株式交付費を処理できる 研究開発費、無形固定資産、株式発行費用、章レッスン 第1問形式の仕訳
8 有価証券 売買目的・満期保有の評価と売却を処理できる 売買目的有価証券、論点:売買目的有価証券、平均原価法、満期保有目的債券 第1問形式の仕訳
9 外貨建取引 外貨建取引の換算と為替差損益を処理できる 外貨建取引(レッスン) 第1問形式の仕訳
10 税効果会計 課税所得から税効果会計の基本的な考え方を説明できる 課税所得、税効果会計(レッスン) 第1問形式の仕訳
11 純資産・決算と財務諸表 純資産の変動と決算・財務諸表の流れを説明できる 吸収合併、株式発行費用、章レッスン 第1問形式の仕訳
12 本支店会計 本店集中・支店分散の基本仕訳を書ける 本支店会計 第1問形式の仕訳
13 連結会計 連結の基本手順を一通り進められる 連結会計(レッスン) 第1問形式の仕訳

商業・工業に共通する案内は、出題範囲、試験日程、申し込み方、勘定科目一覧です。

工業簿記

章 この章でできるようになること 記事・ガイド 練習
1 工業簿記の基礎 原価の分類と材料から売上原価までの流れを説明できる 工業簿記の基礎(レッスン) 第4問(1)形式の仕訳
2 材料費 材料の消費と予定価格・価格差異を処理できる 材料費 第4問(1)形式の仕訳
3 労務費と経費 賃金の消費と経費の分類を処理できる 経費の分類 第4問(1)形式の仕訳
4 製造間接費 実際配賦と予定配賦・配賦差異を処理できる 製造間接費(レッスン) 第4問(1)形式の仕訳
5 部門別原価計算 部門個別費・共通費と補助部門費の配賦ができる 部門別原価計算(レッスン) 第4問(1)形式の仕訳
6 個別原価計算 製造指図書と個別原価計算表を使える 個別原価計算(レッスン) 第4問(1)形式の仕訳
7 総合原価計算 平均法と先入先出法で完成品原価を出せる 総合原価計算(レッスン) 第4問(1)形式の仕訳
8 標準原価計算 標準原価差異の基本分析ができる 標準原価計算(レッスン) 第4問(1)形式の仕訳
9 CVP・直接原価計算 損益分岐点と直接原価計算の損益を説明できる 直接原価計算 第4問(1)形式の仕訳
10 決算・工場会計 製造原価報告書と本社・工場間取引の基本を処理できる 決算・工場会計(レッスン) 第4問(1)形式の仕訳

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